Twitter について

2006 年 9 月に、「みんなが役に立つ世界にひとつだけのデータベース」という痛い記事を書いていたのですが、当時言いたかった以上の事を Twitter が自力でやってしまったと最近感じています。

blog.technodoor.com

自分は前から、どれだけの人が広告をクリックしたかとかの「フロントエンド」でのお金儲けではなくて、価値のある「データベース」を売ってお金儲けする方が有利かなーなんて思っていました。
例えば、電車のダイヤや天気予報など (小さい規模ではお店の営業時間、予約状況) の、既に定着している会社活動で発生したデータを独占的に売るところが強い、と考えていました。

japan.cnet.com

ところが、Twitter は一見無価値な一般人の「つぶやき」が、そのお友達や共通の興味を持っている他人にとっては、電車のダイヤや天気予報なんかより、最優先で価値があるという事に気づき、そのデータベースをゼロから検索エンジンに売れるくらいの規模まで成長させた事が、すごいなぁと思いました。

そして、Twitter はそのデータベースだけを集中して守り続け、フロントエンドはサードパーティなんかにお任せするという方針も、筋が通っていていいなと思いました。

ameblo.jp

【追記】
OKWave なんかはそのパートナーサイトが乱立して、検索サイトでキレイな検索結果が出てないように思います。
これも、検索サイトと OKWave のデータベースを直接つなぐと良いのではないでしょうか?
検索サイトもクローラで集めるカタチから、こういった直接接続のカタチが増えるのかもしれませんね。